変わることのない世界で

小さな物語の断片
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WILL
評価:
本多 孝好
集英社
¥ 1,680
(2009-10-05)

 今回読んだ本;WILL 本多 孝好



18歳のときに両親を事故で亡くし、家業の葬儀屋を継いだ森野。29歳になった現在も、古株の竹井と新人の桑田、2人の従業員とともに、寂れた商店街の片隅で店を経営する。
アメリカに住む幼馴染の神田とは、時折電話で話をする。かつて甘美な関係を築いた彼との今後については、彼女自身が結論を先送りにしたままだ。
日々淡々と、社長としての務めを果たす森野のもとに、仕事で関わった「死者」を媒介にした、数々の不思議な話が持ち込まれてくる――。
高校の同級生・杏奈の父親の葬儀。その直後に安奈のもとに届いた“死者からのメッセージ”。
一度家族のもとで執り行われた老人の葬儀を「自分を喪主にしてやり直して欲しい」と要求する女。
十数年前に森野の両親が葬儀を行った男性の妻の元に通いつめる“夫の生まれ変わり”の少年――「死者」たちが語ろうとするものは何なのか?
それぞれに潜む「真実」を、森野は探っていく…。

 
神田と森野の続き、と言うにはあまりに二人のやり取りは少なかったが、少ないが故に色々な想像が出来る。
最初は想いに恐怖心からか応じる気持ちの薄かった森野が様々な人の死からの懐古と情に触れ合うことによって確かに何らかの変化を生じてる様子が些細ながらも克明に綴られていたのがあたたかかった。
連作形式で一話一話の繋がりがだんだん濃くなっていく様が分かったが、一話一話が少し淡白すぎるようにも感じられて残念。
しかしながら、最後の神田の台詞には思わず胸キュンでした。

やっぱり本多作品はあったかくなれる。
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