変わることのない世界で

小さな物語の断片
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裏側
不安も愁いも憂いも勝手に私自身が抱いているもので、アイツが悪いわけじゃない、いけないのは私のこの態度と行動自体にあるわけでアイツを責めることなど私に出来るはずもなく責められるべきは寧ろこの私なのだ。
自分の心のままに行動してそれの対応・返答に勝手に凹んで。どうして責めることが出来よう。重荷になりたくなくて、結局重荷になることばかりしている。面倒くさいということは重々承知している、だからこそ重荷になりたくない。ある種、自業自得なのだろうけれど。

「うっわー。超暗い顔」
「何で気づくかな。ほっとけ」
「ほっといていいの?」
「……良くない」

意地悪く笑う響の服の裾を掴み引き止めると、響は私の隣にすとんと座ってくれた。……怖いんだよ、どうしようもなく。独りになるのが、独りが怖い。一人で歩けなくなりそうで。

「夢見たのか?」
「……ご名答。いやーな夢だよ。知らない人間と歩いてて、私がどんなに呼んでも気づいてくれないの、こっち見て、くれないの」
「まーた何がそんなに不安なんだよ」
「私自身の問題かな。私が自信持てないことが問題なんじゃない?」
「まるで他人事だな。また、ネガモードに入ってるな」
「だって、怖いんだもん。些細な事で不安になる。何気ない一言、一文に不安になる」

声が聞きたくても電話をかけるのさえ相当の勇気が要る。ただ一通のメールでさえ、だ。
電話よりメールの方が精神的負担が少ないから、とメールに逃げてしまっている。
自信がないゆえの恐怖心が私の動きを鈍くしていることは自分でも分かっている。それでも理性よりも感情が勝ってしまっているのだから仕方ない。未だ吹っ切れはしたが克服し切れていない過去のあれこれが私を少なからず縛り付けている。

「悩むくらいなら動いちまえばいいのに」
「動いた。動いたけど動きがないなら待つしかないじゃん」
「ほんとにそう思ってる?」
「……思ってないよ。けど続けて動いて空振りどころか大打撃を受けるのはご免被りたい、分かってるよ怖がってるだけだって」

本当に痛いところをついてくる。人が何とか自分に言い聞かせてる部分の問題点ばかりを浮き彫りにさせる。……そのぐらいが私には丁度良いのかもしれないが。
だってアイツが何を考えてるのか、私のことどう思ってるのか私には分からない。特に離れてる時は。

(会いたいだけ、会って安心したいだけ。声を聞きたいだけ、一緒に、いたい、だけ)

分かってるけどそれを素直に伝えることはとても困難で、漸く伝えても何もなければかなりこたえる、凹む。

「見てらんねぇな」
「悪かったね。――とりあえずカラオケ行こう!すかっとするよ」

無理やり引っ張って立ち上がる。強がってなきゃ崩れ落ちるから。
震えそうになる体に力を込めて私は歩き始めた。


**********************
脳内整理用
いつからこんなに弱くなったんだろう、と自問する
答えは出てこない
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