変わることのない世界で

小さな物語の断片
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
流星ワゴン
評価:
重松 清
講談社
¥ 730
(2005-02)
今回読んだ本;流星ワゴン 重松 清


死んじゃってもいいかなあ、もう……。
38歳・秋。そう考えていた僕は不思議なワゴンに拾われる。
そのワゴンには見知らぬ父子が乗っていた。――ただし、5年前に交通事故死した。
“大切な場所”を巡る不思議なドライブ。
自分と同い年の父。

“僕らは、友達になれるだろうか?”

あの時は見えなかった、分からなかった、知らなかったものが見えてくる。
やり直しは、叶えられるのか――?


重松清、と言う人の作品を初めて読んだ。疾走、ナイフ、エイジなど重く暗いイメージがあったのだが、この作品はその重く暗い中にも希望が見える、そんな作品だったように思う。
途中、何度か涙ぐみながらもあっと言う間に読んでしまった。

やり直しは効かない
それが“人生”と言うものなのだ

やり直しの効かない過去を目の当たりにして、色々気づかされて、その時“僕”はどんな気分だったのだろう。
どれほど、苦しく、辛かったのだろう。

三組の父と息子。
それぞれのつながりと絆。

変えられない、変わらない現実は確かにあって、それでもそれからまた新しく始めて行くことは出来る。

死んじゃってもいいかなあ、と考えていた“僕”が大切な場所―人生の岐路になった場所へのドライブをしていく内に当時は見えていなかった様々なものを知り、時には絶望し、時には失望し、そうしてでもサイテーでサイアクだと分かっている現実へと戻りそこから“やり直す”姿は弱くもあり、また同時に強さを兼ね備えてるんだなと思った。
また、父と朋輩として接することでも様々なことが見えてきたりして振り返りながら成長していくものだな、と感じさせられた。

“やり直し”は今からでも間に合うのだろうか?

男性に、特に父親である人に読んで貰いたいのが良く分かる作品だ。

感想 comments(0) -
スポンサーサイト
- - -
comment









CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>
PROFILE
NEW ENTRY
CATEGORY
MOBILE
qrcode
COMMENT
ARCHIVE
LINKS
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SPONSORED LINK